溶けた歯を元通りに!
- 2024/05/20 ブログ
こんにちは、さくらみちの宮川桜道歯科医院です。
清々しい青空が広がる心地良い季節になりました。
こうした時期こそ、お口の中もすっきり爽やかにして
気持ちよく過ごしたいですね。
歯科では、普段のセルフケアでは取り除けない
汚れや歯石もしっかり除去できます。
ぜひお気軽にご来院いただき、
お口も心も晴れやかにお過ごしください。
さて今回は、
歯が溶ける「脱灰(だっかい)」と、
溶けた歯を修復する
「再石灰化(さいせっかいか)」について
お話していきます。
脱灰とは、食べものに含まれる糖によって
むし歯菌が増殖し、
歯の表面を溶かしてしまうことです。
しかし歯には、皮膚ほどではないものの
だ液による自然治癒能力が備わっています。
それが「再石灰化」です。
だ液にはカルシウムやリンといったミネラルが
含まれており、それらが溶けた歯を
修復する材料となるのです。
再石灰化による
歯の自然治癒が間に合わなくなると、
むし歯になってしまいます。
再石灰化をうながすポイントは
以下の3つです。
1.ものをよく噛んだりだ液線を
マッサージしたりして、
だ液の分泌を促す
2.間食をだらだら取り続けるなど
のべつまくなしに食べることを止め、
脱灰の時間をなるべく短くする
3.お口の清潔を保ち、
むし歯菌の活発化や増殖を防ぐ
歯が多少溶けてしまったとしても、
むし歯になる前であれば
自己管理をしっかりすることで
再石灰化による自己修復を期待できます。
また、知らずにむし歯になったとしても
早い段階であれば治療の負担も軽くできます。
お口の健康維持のためにも、
ぜひこまめなお手入れと、
定期的な歯科検診を心がけてくださいね。